こんにちは。
現在は訓練の方が一番忙しい時期で、皆毎日準備して空港へと足を運んでいます。
しかし、ここグランドフォークスではあと1ヶ月もすれば気温が0度まで下がり雪が降ることもあるというので驚きです。
飛べない天気、というのもとても勉強になりますが、飛べる天気というのは本当にありがたいです。
とはいえ、毎日のように雷雲が発生するので、夏でも飛べないことは多く、天気に関しては学ぶことがたくさんあります。
この写真は朝6時頃、アパートから。
放射霧、というもので、東京に住んでいた頃は経験ありませんでしたが、こちらに来てからは何度かあります。写真は少しマシだけれど、この30分前くらいには、前方に写っている建物すら見えませんでした。
雨の日のC ramp。
この日は一日通して天気の悪い日でした。
雨の日というのはたいてい風や雲底の条件も悪く飛べない事が多いですが、管制官の指示に常時したがって飛ぶIFRという飛行方式であればこんな天気でも飛ぶことがあります。
VFRという、機外目標を主に飛ぶ方式のフライトは、この日ほとんどキャンセルになってしまいましたが、それでも、天気が良くなればいつでも飛ぶことできるように、Line、mentainanceの方々が航空機を万全の状態にしてRampに並べてくれていました。
パイロットは空を相手にする仕事であるともいえると自分は考えています。
もちろん上記のような天候に苦戦することもあれば・・・・・・・
こんな綺麗な空に出会うこともあります。
この日はグランドフォークスから120kmぐらいのところにあるDevils Lakeという空港まで飛びました。(東海道新幹線で東京~富士山の見えるところ、くらいの距離でしょうか)
あまりに綺麗な夕日だったので、教官にコントロールを持ってもらい1枚とらせていただきました。
じっくりみとれている余裕はありませんが、コックピットからの景色は本当に贅沢だなと思います。
今では、You have flight control/I have flight control という言葉を教官と交わすのがあたりまえの日常ですが、去年までは映画ハッピーフライトやキムタク主演のドラマGOOD LUCKなんかをみて、かっこいいなーと憧れるばかりだったのを思い出します。
右の写真はいつもみている計器の画面。
右に表示されている10520というのが高度です。
feet単位なので、メートルに直すと約3000mです。
わかりにくいですが、ちょうど与圧、酸素なしで飛行できる高さの限界より少ししたというところでしょうか。
この日ではありませんが、計器飛行の練習をと、暑さしのぎ(?!)をかねて、こんな高くまで上がりました。
地上が30度、この高さは氷点下だったので、涼しくて心地良い・・・
・・・・を通り越し暖房を入れました^^;
※自分たちがいつも乗っているセスナ172冷房がありません・・・・汗
飛べる天気、飛べない天気、いろいろあります。
でも一番大事なのは、一度飛びたったらちゃんと地上に降りてくるということ。
そのためにまだまだ、学ぶことがたくさんあります。
ではでは
posted by 福島