2012年3月20日火曜日

1年経って。

みなさん毎度おなじみになりましたがブログ担当の福島です。

冬の寒さが一日で真夏の気温になりました。
・・・実際は気温がマイナス10~0だったのが一気に20度に上がったくらいなのですが、冬がとても寒かったので日本なら心地良い気温も半袖であついあついと言いながら過ごしております。
それでも先輩の話では、今年はついに冬が来なかった、ということなので、5-1期生はとてもラッキーだったようです。

ブログももうすぐ1周年、ということは5期生の留学1周年でもあります
そこで、というか今更ですが、おもしろいものを作成してみました♪

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初ソロの時に教官に書いてもらったサインの品々です!
航空業界では初ソロの時に着ていたTシャツを切り取ったり、サインを入れてもらったりということが慣例となっていますが、ここUNDでは特別な伝統はなく、記念のサインの作り方も教官によって様々・・・。
自分でも写真をとっていて楽しくなりました。

1年前を思い出すといろいろなことが鮮明に蘇ってきます。
東日本大地震が発生した当日はちょうど航空法規の授業中でした。
それから、いろんな手続きが滞ったり、渡航のための飛行機の再手配も危ぶまれたりしました。
特に東京や神奈川在住でない同期は、手続きなどのために東京・神奈川まで訪れる必要がありましたし、かといって多くの交通機関も止まっていたので、大変な日々でした。

  地震もそうそうにアメリカへ渡航した自分たちにとって、東北から首都圏まで広い範囲にわたって大きな影響を与えたあの震災の大きさは未だにつかめないところがあります。
原発や、被災した地域の復興、山積みの問題に大学生としてどう向き合っていけるかを考えていかなければなりませんね。

被災から一年の日、こちらの生徒や教官からも、今の日本の状況を聞かれたり、pray for japanというような言葉を頂いたりしました。
本当に嬉しい限りです。

夕暮れのPiper Seminole




では、次回は保子さんに記事をお願いしました(^^)

2012年3月2日金曜日

FAA座学修了...

みなさんこんにちは、現在5-1の期長をやらせてもらっている久保田です。
現在のグランドフォークスはというと1週間ほど前から雪が降り始め飛べない日が続いています。

さて、話は変わりますが
つい先日、私たち5-1FAAの座学を修了することができました。しかし、座学が終わったといってもまだフライト訓練はかなり残っているので頑張っていきたいです。

なので今回は、私たちがどのようなことを学んでいるのか紹介したいと思います。

まず、私たちの訓練には大きく分けて102, 221, 222, 323, 324, 325, 510, 515という8つのコースがあります。(102から325がFAA、510と515がJCABです)
私たちはこれらのコースを約15ヶ月で修了させることを目標にしています。もちろんそれと並行してフライト訓練もこなさなくてはなりません。

102
このコースを終了することによって自家用操縦士の免許を手に入れることができます。日本で勉強してきたとはいえ、全くの素人が飛行機を飛ばすということでずいぶん勉強もしましたし、まだアメリカにきたばっかりということもあり英語にも苦労しました。なので、私的にはこのコースが一番大変だったと思います。


221
222(IFR飛行)への準備のためのこのコースは管制官の指示した方向に飛ぶための練習なのでそこまで難しいものではありませんが。102と違って計器に頼る訓練なので最初は戸惑いました。

222
IFRフライトを行うための証明を取るための訓練です。このコースの説明はいろんな人がブログで書いていたのでいいでしょう。
               222訓練中の中村くん
     
323
このコースは事業用操縦士の免許を取得するためのコースです。やることは102と似ていますが、より高度な操縦やManeuverが要求されます。また座学では、航空力学について詳しく学びます。

〜324〜
このコースではフライトの訓練がなく座学だけなのですが、電気系統や油圧系統などの細かい知識を学びます。323、324のコースは朝6時から10時までが座学の時間だったので、睡魔と毎朝戦わなければなりませんでした。

〜325〜
FAAの最終コースである325では今まで操縦してきた単発機のセスナではなく、双発機であるセミノールを操縦します。このコースでは多発エンジンの証明を取ることができます。
                  One engine out中のセミノール
〜510、515〜
まず510を修了することにより、これまでにとったFAA事業用操縦士免許を日本で有効なJCAB事業用操縦士免許に書き換えることができます。次に515を修了させて同様に、JCABの計器飛行証明に書き換えることができます。


これらのコースを座学と並行して進めるのが好ましいですが、天気などの理由によりフライトが遅れてしまいます。私の場合は座学は325まで終わりましたが、フライトはまだ323です。現在、早い人では325の終盤まで終わっています。

こちらに来て10ヶ月が経ち訓練も半分以上が終了した今、再度気を引き締めて残りの訓練を5期生一丸となって頑張っていきたいと思います。