2012年3月2日金曜日

FAA座学修了...

みなさんこんにちは、現在5-1の期長をやらせてもらっている久保田です。
現在のグランドフォークスはというと1週間ほど前から雪が降り始め飛べない日が続いています。

さて、話は変わりますが
つい先日、私たち5-1FAAの座学を修了することができました。しかし、座学が終わったといってもまだフライト訓練はかなり残っているので頑張っていきたいです。

なので今回は、私たちがどのようなことを学んでいるのか紹介したいと思います。

まず、私たちの訓練には大きく分けて102, 221, 222, 323, 324, 325, 510, 515という8つのコースがあります。(102から325がFAA、510と515がJCABです)
私たちはこれらのコースを約15ヶ月で修了させることを目標にしています。もちろんそれと並行してフライト訓練もこなさなくてはなりません。

102
このコースを終了することによって自家用操縦士の免許を手に入れることができます。日本で勉強してきたとはいえ、全くの素人が飛行機を飛ばすということでずいぶん勉強もしましたし、まだアメリカにきたばっかりということもあり英語にも苦労しました。なので、私的にはこのコースが一番大変だったと思います。


221
222(IFR飛行)への準備のためのこのコースは管制官の指示した方向に飛ぶための練習なのでそこまで難しいものではありませんが。102と違って計器に頼る訓練なので最初は戸惑いました。

222
IFRフライトを行うための証明を取るための訓練です。このコースの説明はいろんな人がブログで書いていたのでいいでしょう。
               222訓練中の中村くん
     
323
このコースは事業用操縦士の免許を取得するためのコースです。やることは102と似ていますが、より高度な操縦やManeuverが要求されます。また座学では、航空力学について詳しく学びます。

〜324〜
このコースではフライトの訓練がなく座学だけなのですが、電気系統や油圧系統などの細かい知識を学びます。323、324のコースは朝6時から10時までが座学の時間だったので、睡魔と毎朝戦わなければなりませんでした。

〜325〜
FAAの最終コースである325では今まで操縦してきた単発機のセスナではなく、双発機であるセミノールを操縦します。このコースでは多発エンジンの証明を取ることができます。
                  One engine out中のセミノール
〜510、515〜
まず510を修了することにより、これまでにとったFAA事業用操縦士免許を日本で有効なJCAB事業用操縦士免許に書き換えることができます。次に515を修了させて同様に、JCABの計器飛行証明に書き換えることができます。


これらのコースを座学と並行して進めるのが好ましいですが、天気などの理由によりフライトが遅れてしまいます。私の場合は座学は325まで終わりましたが、フライトはまだ323です。現在、早い人では325の終盤まで終わっています。

こちらに来て10ヶ月が経ち訓練も半分以上が終了した今、再度気を引き締めて残りの訓練を5期生一丸となって頑張っていきたいと思います。