前回の記事からかなり時間が開いてしまいましたが、久しぶりに記事を書きたいと思います☆
さてさて、この1ヶ月の5-1は、FAAのFinal checkを受ける人、JCAB CPL, IR,課程を行う人、皆最後の仕上げに精一杯でした。
最近は毎日のように雷が出ています。
雷が周辺に発生すると、UNDの訓練はすぐにNo Dispatchとなり、その間はすべての飛行がキャンセルとなります。
雷が発生した時に恐ろしいのは、雷電だけでなく、”雲”。
雷雲は縦に発達する雲で、みなさんもご存知のようにざーっと驟雨を降らします。
実際に上空の雲の中には、強い上昇&下降気流があり、時にヒョウを伴うこともあるのです。
そんなわけで、パイロットにとって雷はもっとも避けなくてはならない気象状況の一つです。
ところが、ここアメリカではそんな雷雲にあえて突入していく飛行機があります。
しかもUNDに!
コレ。 Cessna CitationⅡ(UND特別仕様)
雷雲のなかを飛行してその中の気象状況を研究に使用しています。
たまたま知り合いの教官がこの飛行機の中を見せてくれたり、 特殊な装備品の説明をしてくださいました。
この写真ではわかりにくいですが、機体下部になにやらレーザーでも打てそうな装置がついています。
この他にも両翼や期待の側部に多くの観測用特殊装置がついていて、 機内は観測のためのコンピュータなどで一杯です。
ちなみにこのCitation、ジェット機で本来は旅客機と同じスピードが出ますが、このUNDの特別仕様機は相当に遅いスピードしか出せないらしく、これを飛ばすパイロットからは、"Slow tation" と呼ばれているとか^^;
(いろんな観測装置がついているのでスピードが出せないのです)
ちなみに、
雷の中を飛ぶ感覚はどう?と聞いてみると、
Bumpy との一言。笑 (=すごく揺れるということ)
NASAと協力して実験をしたりなど、なかなか先進的で興味深い内容の研究が行われているそうです。
日本ではパイロット、といえば大抵がエアラインか自衛隊か、というふうなイメージだと思いますが、アメリカにはこんな気象観測機のパイロットや農薬散布機、プライベートジェット、etc.....航空機の数も使われ方も本当に様々でびっくりすることがおおいです。
Meeting後のお茶会(?!)
Pines Hirai's カフェにて店長が全員にコーヒーとお菓子を振る舞ってくださいまして、ゆっくり雑談。
ごちそうさまです^^
明日も朝一番、5時45分から夜の12時までいろんな人のスケジュールが入っていますね・・・・・がんばっていきましょう!!
福島